お受験の“常識”問題は、子どもが日々の生活で体験したり、絵本や図鑑、テレビなどで見たり、聞いたりして、学べることばかりです。お母さんも物知り博士になって、季節のこと、野菜や果物のことなど、子どもがいろいろなことに興味を持つように、話しかけたり、説明してあげると効果的です。
常識の問題は、 「仲間はずれ」を問うかたちで、出題されることがあります。季節と行事や道具、動物、植物(野菜・果物・花)などが、問題に取り上げらことが多いようです。
お受験の“常識”問題には、おもに次のようなものが上げられます。
1.理科的常識・・・・・・動物、魚、昆虫と爬虫類、植物(季節の花)、野菜、果物、水に浮くもの・沈むもの、磁石につくもの・つかないもの、など。
「海にすむ魚と淡水にすむ魚が違うって知っている?」「ペンギンが産まれるのは卵から? それともお母さんのおなかからかな?」「土のなかでできる野菜はなにかな?」「すいかは
果物? それとも野菜?」「秋に咲く花は?」「チューリップは種をまく? 球根を植える? いつ咲くかな?」……、答えは、子ども用の図鑑を参考にすれば、すぐにみつかります。
2.自然現象・・・・・・・・風、影
「風の吹く方向と、煙や旗のたなびき方」「風が強い、弱い」「おひさまの位置と影の方向」
「影が長くなるとき、短いとき」など。実際に戸外で子どもに体感させておくといいでし ょう。