すいり問題

お受験の“推理”の問題では、コツをつかまないと答えを出すのが難しい問題も多く、お受験問題のなかでも難易度が高いものが多いようです。子どもがすぐにできなくても、あせらず、じっくりと取り組み、子どもの理解力や思考力を鍛えましょう。
お受験の“推理・思考”の問題には、次のようなものが上げられます。

1.系列  : ある規則や約束に従って並んでいる(例:○・×・△・○・×・△など)列に空欄があり、その空欄に当てはまるものを答える。

2.条件推理 : ある条件で、AがBにかわるとすると、同じ条件でCはどうなるかを答える。まず提示されている条件を見つけ出し、その条件に合う回答を考える必要がある。例えば、Aが180度回転したものがBだとすると、Cが180度回転するとどうなる? この問題では、まず“180度回転”という条件を見つけることが第一歩。

3.関係推理 : AとBの関係と、同じ関係になるCとDの組み合わせを答える。まず提示されている関係を見つけ出し、その関係に合う回答を考える必要がある。例えば、“おたまじゃくし”と“かえる”の関係に相当するのは、“やご”と何? この問題では、まず“親子”の関係を見つけることが肝心。

4.観覧車 : 観覧車の回転に応じた、位置の問題。条件推理の問題を観覧車にあてはめて考える。

5.ブラックボックス : “魔法の箱”とも言われるお受験問題。ブラックボックス(魔法の箱)を通り抜けると、AがBに変化する。この変化の法則を見つけ、Cを箱に入れるとどうなるかを答える。図形、かず、位置など、さまざまなものが変化する対象となる。

6.位置 : 前や後ろから何番目、“まん中”などの位置について答える。また、方眼上の位置(例:前から2番目で右から3番目の位置は?)を問われたり、条件に合わせて方眼上の位置を移動する問題などもある。方眼は、マンションの窓や座席で描かれることも。基本的に自分の左右が理解できている必要がある。また、難易度の高い問題では、「〜から見て右(左)」といった、自分以外のものの左右を問われることもある。

7.水の量 : 水の量の多小などを問われる。容量の異なる入れ物での比較、水などを飲んだり、別の容器に移しかえたりした場合の、飲んだあるいは移した量と残量の関係を考えさせられる問題などがある。

8.高さ比べ : 1番高いもの、2番目に高いもの、2番目に低いもの、〜の次に高いものあるいは低いものなど、問われ方はさまざま。

9.長さ比べ : 長さについても、(8)の高さと同様、問われ方はさまざま。

10.シーソー(重さ比べ) : シーソーを使って、重さを比較する。2つのシーソーで3つのものを、3つのシーソーで4つのものを、4つのシーソーで5つのものの重さを比較する。1番重いもの、3番目に重いもの、2番目に軽いものなど、問われ方はいろいろある。シーソーの数が多いほど、難易度は高い。

11.つりあい : 重さ比べと同じシーソーを使ったお受験問題。AがBとつりあう条件が示され、Aの数をかえた場合のBの数を答える。さらに難易度が高くなると、AとBに加えて、BとCがつりあう条件も示され、どうすればAとCがつりあうかを答える。CをBに置き換える発想が求められる。

12.鏡絵 : 鏡に映った絵を答えさせる。鏡に映ると、向きが逆になることを知っておく必要がある。また、向かい合った人の左右が、自分とは反対になることも理解しておく。

当サイト内のすべての文章、デザイン、画像の著作権は、Child Labo.に帰属します。 無断転載、複製することはおやめください。また各サービスなどの利用は個人の責任において行って下さい。

サイトマップ | Child Labo. | HOME |  トップに戻る

Copyright (C) Child Labo. All Rights Reserved.
inserted by FC2 system